2014年5月15日木曜日

南シナ海:南沙滑走路建設…中国「主権の範囲内」主張

2014年5月14日(水)20:34 Google ニュース
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【バンコク岩佐淳士、北京・石原聖】中国やフィリピン、ベトナムなどが領有権を争う南シナ海の南沙(英語名・スプラトリー)諸島の赤瓜(同・ジョンソン南)礁に、中国が滑走路を建設しようとしている疑いのあることが14日、分かった。中国船とベトナム船がにらみ合いを続ける南シナ海で、緊張がさらに高まる可能性がある。
フィリピンのデルロサリオ外相が、中国が赤瓜礁で土木開発を行っていることが分かり、中国に抗議したことを発表。工事は滑走路建設の可能性があると指摘した。フィリピン海軍機が証拠となる写真を撮影したという。
これに対し、中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)副報道局長は14日の定例会見で「赤瓜礁は中国の領土。主権の範囲内の島しょで行っている建設は正常な行為だ」と述べ、滑走路建設を否定しなかった。
満潮時に水没する海面下の岩礁(暗礁)は国連海洋法条約で領土と見なされないが、埋め立てて領土にすれば排他的経済水域(EEZ)が主張できる。中国では広大な南シナ海での活動を保障する中継基地の必要性が指摘されており、実効支配強化につなげる狙いがありそうだ。
赤瓜礁はベトナムが実効支配していたが、1988年に武力衝突の末、中国が実効支配している。
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