2010年1月11日月曜日

ロシア 世界遺産、モスクワのクレムリンと赤の広場

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➛ロシアの国土は、アジアからヨーロッパにまたがる広さで、そのスケールははかり知れないものがあります。歴史も芸術も自然も、すべて広大で深奥、多くの人に感動を与えてきました。現在、多くの街が開放され、今まで知られていなかった魅力を目にすることが出来ます。
聖ワシリー寺院とクレムリンのスパスカヤ塔

➛首都、モスクワ市の中心を流れるモスクワ川沿いにある旧ロシア帝国の宮殿、クレムリンは、1703年まで帝政ロシアの王朝府、ロシア革命後はソ連最高会議場として用いられソ連政権の代名詞となった建造物で、モスクワで一番の観光名所です。
クレムリン、モスクワ川からの眺望

➛モスクワ赤の広場にあるレーニン廟は、ウラジーミル・レーニンの霊廟で、 建築家アレクセイ・シューセフにより建てられ、1930年に完成しました。ソビエト連邦解体後、何度も廟の撤去案が持ち上がっていますが、その都度反対も多く、現在もそのままです。
➛赤の広場にあるレーニン廟

➛赤の広場に立つ聖ワシリー寺院は、ロシア正教の寺院で、1551年から1560年にかけて、雷帝と呼ばれ権力をふるっていたイヴァン4世が、カザン・ハーンを捕虜とし勝利したことを記念して建立しました。ロシアの聖堂でもっとも美しい建物のひとつと言われ、1990年にユネスコの世界遺産に登録されました。
聖ワシリー寺院

赤の広場に沿って立つグム国立百貨店です。
グム国立百貨店

グム国立百貨店の内部

➛クレムリンは、総面積は約26ヘクタールで、城壁に囲まれた構内には、クレムリン大宮殿を中心に、グラノヴィータヤ宮殿、テレムノイ宮殿が林立し、これに、クレムリン大会宮殿や聖堂群が周囲に立てられ一つの建築複合体を形成しています。
クレムリン大宮殿

➛クレムリンには、玄関口のクタフィヤ塔を通り赤い星を飾るトロイツカヤ塔から入場します。
クタフィヤ塔とトロイツカヤ塔

➛トロイツカヤ塔から入城して右側に位置するクレムリン大会宮殿は、ソビエト時代の1959年から1961年にかけて建設された建物です。ファザードは、ガラス張りで鉄筋コンクリートの直線的な社会主義モダニズム建築で6000人を収容可能な議事堂です。
➛クレムリン大会宮殿

➛武器庫の建物
武器庫

➛ロシア大統領官邸は、帝政ロシア時代は元老院、ソビエト時代には閣僚会議館として使用されました。赤の広場に面し、二等辺三角形の平面を持つ建物で、赤の広場から、レーニン廟越しに見ると、カザコフ館のドームが見えます。
ロシア大統領府

ロシア大統領官邸

➛16世紀末に造られた大砲で、当時としては世界最大の口径をもった大砲でした。
大砲の皇帝

イヴァン雷帝の鐘楼の近くに、巨大な鐘が地面に置かれています。高さ6メートル、直径6,6メートル、重さ200トン以上。この鐘は1733年から1735年にクレムリン内で鋳造されました。
イワンの大ベル

➛ウスペンスキー大聖堂は、1475~1479建立され、かつては皇帝の戴冠式が、今は大統領就任の祝福がおこなわれています。
ウスペンスキー大聖堂

ブラゴヴェッシェンスキー聖堂

アルハンゲリスキー大聖堂

➛スパスカヤ塔は、クレムリンと赤の広場を結ぶため、一番格式の高いとされ、高さ約74メートルの偉容を誇り、時計塔となっています。時計の文字盤は直径6.12メートル、重量25トン。赤の広場からスパスカヤ塔の下にあるスパスキエ門に入ると、大統領官邸と大統領府に続きます。
スパスカヤ塔

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