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➛キプロスの三つの世界遺産の一つ、「トロードス地方の壁画聖堂群、屋根の聖ニコラオス聖堂」は、トロードス山脈に残るギリシャ正教の9ないし11の聖堂と1つの修道院が対象となっており、いずれの聖堂・修道院も、ビザンティン様式の美しいフレスコ画が残っていることが評価されたものです。
➛アシィヌ聖堂のフレスコ画
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➛アシィヌの生神女聖堂は、ニキタリ村に残る聖堂で、12世紀以降に描かれた様々なフレスコ画群が残っており、そのモチーフはイエス、生神女マリア、聖人、預言者など多彩で、新約聖書からとられた場面も多く描かれています。
➛アシィヌの生神女聖堂
➛屋根の聖ニコラオス聖堂は、カコペトゥリアの近郊にある聖堂で、もとは11世紀に建てられたものです。名称に「屋根」とついているのは、12世紀に付け加えられた玄関廊の切り妻屋根が印象的であることによります。
➛屋根の聖ニコラオス聖堂
➛蝋燭の聖イオアン修道院は、カロパナヨティス村にある修道院で、フレスコ画の残る3つの付属聖堂を持っています。
➛蝋燭の聖イオアン修道院
➛パナギィア・トゥ・アラカ教会は、ラグデラ村近隣にある12世紀に建てられた木造の教会で、ビザンチン帝国コムネノス朝のスタイルによるフレスコ画が美しい。
➛パナギィア・トゥ・アラカ教会
➛パナギィア・トゥ・アラカ教会にて
➛救世主顕栄聖堂は、Palaichori に残る聖堂で、2001年に世界遺産に拡大登録されました。急勾配の木造屋根を持つ独特の形状と、16世紀後半のビザンティン帝国滅亡後の壁画群が評価されました。
➛救世主顕栄聖堂
➛聖十字架聖堂は、ペレンドリ村に残る聖堂で、かつてキプロス王家のジャン(Jean)のものでした。
➛聖十字架聖堂
➛アンゲロクティスティ教会は、ラルナカの西11キロのキティ村にあって、「天使により建てられた」という意味を持つビザンチン教会です。6世紀に描かれた貴重な聖母マリアのモザイク画が残っています。
➛アンゲロクティスティ教会
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