➛Google Map
➛2001/4/26、春の奈良盆地、室生寺・長谷寺を訪ねました。
➛室生寺(むろうじ)は、奈良盆地の東方、三重県境に近い室生の地にある山岳寺院です。女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」の別名があります。
➛参道から宇陀川の支流、室生川に架かる太鼓橋を渡ると目前に女人高野室生寺の入口があります。
➛太鼓橋
➛オススメ動画 奈良、室生寺
➛室生寺は、天武天皇9年(680年)、役小角の草創、空海の中興という伝承もありますが、記録で確認できる限りでは、奈良時代最末期の草創と思われます。
➛女人高野室生寺 入口門
➛入口門をくぐると、左手に本坊があります。
➛室生寺 本坊
➛入口門をくぐり右に折れ、仁王門へ向かいます。境内はシャクナゲの名所としても知られています。
➛仁王門
➛室生寺は、室生山の山麓から中腹にかけてが境内となっている典型的な山岳寺院で、石段を上るごとに次の堂宇が現れます。
➛鎧坂
➛仁王門をくぐり、最初の急な石段(鎧坂)を上がると、正面に金堂、左に弥勒堂があります。さらに石段を上ると如意輪観音を本尊とする本堂、その上に五重塔があり、石段は空海を祀る奥の院御影堂へと続きます。
➛金堂
➛金堂の屋根は寄棟造、柿葺きで、堂は段差のある土地に建っており、建物の前方部分は斜面に張り出して、床下の長い束で支えています。このような建て方を「懸造」と言い、山岳寺院によく見られます。
➛金堂
➛弥勒堂
➛本堂は、室生寺の密教化が進んでいた鎌倉時代後期、延慶元年(1308年)の建立で、灌頂堂(かんじょうどう)とも称され、灌頂という密教儀式を行うための堂です。
➛本堂(灌頂堂)
➛五重塔は、800年頃の建立で、木部を朱塗りとしています。屋外にある木造五重塔としては、法隆寺塔に次ぎわが国で2番目に古く、国宝・重要文化財指定の木造五重塔で屋外にあるものとしては日本最小です。
➛五重塔
➛五重塔は、1998年9月22日、台風7号の強風でそばの杉(高さ約50メートル)が倒れた際に屋根を直撃、西北側の各重部の屋根・軒が折れて垂れ下がる大被害を受けました。
➛五重塔
➛幸い、中心柱を含め、塔の根幹部は損傷せずに済んだので、1999年から2000年にかけて復旧工事が行われました。
➛五重塔
➛五重塔
➛室生寺 奥の院参道
➛五重塔の脇を通って高い石段を登り切ると奥の院です。弘法大師を祀る御影堂は大師堂とも言い、板葺き二段屋根の宝形造りで、屋上の宝珠と露盤は優品です。各地にある大師堂の中でも最古級。
➛室生寺 奥の院
➛室生寺にて
➛室生寺にて
➛室生寺周辺にて
➛室生山
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿